ティネオラ・クラフト(ウクライナ)
本名 Jana Romanchenko
テディベアや人形を制作する前は哲学を研究しその分野で仕事をしていました。
18才のとき、手作りの美しい陶人形を見ました。人形作りは自分にはとてもできないと思っていました。でもそれからずっと後になって、人形を作ることは何の制限もないと思い、制作を始めました。
私は縫い物や編み物が大好きです。子どもの頃からの趣味でした。だから手始めにテディベアを作ってみました。小さなテディベアや狐、兎を作るのが大好きになりました。そしてその動物たちにセーターも編みました。でもいつかは人形を作りたいと思っていたのです。それで、ペーパーマッシュと木で挑戦することにしました。
これらの素材はとても気に入って、いろいろな用途に使います。布と組み合わせたりもします。木は簡単な材料ではありませんが、素晴らしい感覚をもたらしてくれます。木は温かな素材なのです。私は人々にこの温かさを感じてほしいです。
作品を作っているときは、私は自然と動物についてたくさんのことを考えます。動物にとっての環境問題や住む場所についてです。私のつくる人間の人形は少しさみしく、考え込んでいるように見えます。
たぶん、この難しい時代に制作されたからかもしれません。*
*本人はベラルーシ出身。ウクライナの医師と結婚し、オデーサに居住。夫は軍医として前線に赴いている。(2023年現在)
目次
少年と少女
共に高さ 23.5cm 木に直接彩色 関節構造(自立しません) 少女のドレス:絹
※組作品ではありません。単体でお求めになれます。